大好きなアーティストPeggy Chunのこと

ペギーの話をしていて気になっていたんだけど、亡くなったことを彼女のサイトを見るまで知らなかった。


Peggy Chun（ペギー・チャン）とは、オクラホマ生まれの画家。1969年にハワイに移住

ペギーの絵との出会いは何年前か覚えていない。
ハワイで何か絵が欲しいと思い、ショップをあちこち見て回った。
いくつかいいなと思った絵があったんだけど、サイズが大きいのと値段も良い値段だったから
絵はあきらめようと思ったんだけど、どうしても気になる絵があって、カードを何枚か買って帰った。
このときは、この絵を描いたアーティストが誰かも知らなかった。

あとでペギー・チャンというアーティストだと知り、彼女のサイトを見た。
一枚の絵が目に止まって笑ってしまった。
その絵のタイトルは『View From Anahulu Bridge』オアフ島ノースショアにある橋から見た風景
この人もここから見ていたんだね。嬉しくなった。

私が撮った View From Anahulu Bridge　撮ったのは6、7年前かな




2002年にALS（筋萎縮性側索硬化症　筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患）という難病を発症
同じ病気で家族を亡くしている。
筋肉の萎縮で筆が持てなくなると、手から足へ、足も動かなくなると口で筆をくわえて描き続けた。
最後には目の動きでコンピューターを操り画を描いた。

今年の5月にハワイに行ったとき、Hawaii Book＆Music Festivalに行った。そこでペギーに会えた。
車椅子の彼女がサポートの方々と現れたとき、嬉しいよりも驚きの方が強かった。
会えるなんて考えもしていなかったことだから。

話しをし、一緒に写真を撮ってもらった。
このときの写真を手帳に入れていつも持ち歩いている。

この写真を人に見せたとき「頑張ろうって思った？」と聞かれた。
「頑張らなくていいんだ、と思った。体のちからが抜けたよ」と言った。
彼女と会って、そう思ったんだ。

仕事が決まりそうで決まらないとき。遊んでいる場合じゃないんでしょうけど
ここいらで一旦休んで仕切り直そうと思い、ハワイ行きを決めた。
私にとってのハワイはリセットする場所でもあるから。

今回のハワイは、リセットし受け取るものがとても多かった。
ココロにハワイがあるから、当分、大丈夫。


Peggy Mahalo for your warm heart.


1月11日　綺麗な満月の夜に